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本歌取り

ども、wavioです。またまた気まぐれなタイミングでの記事のアップですが、今回は構想1年半製作1ヶ月半を要した工具の紹介です、といっても元ネタは師匠のブログ記事で紹介されているペリカン用の専用工具で、相変わらずのパクリ工具です(苦笑)。

 

以前にM600系の限定品をぶっ壊した記事を紹介しましたが、そのあとも色々失敗と腑分けを重ねてM600系、400系、300系の尻軸は、プラスチックの引っ掛かりを利用した『パッチン嵌め込み型』であることが分かりました。さらに師匠のブログを研究していると、尊敬するらすとるむ師が既にこの『パッチン嵌め込み型』用に専用工具を作成されておられるのを見つけ、数ヵ月後の神戸大会で師匠がお持ちになっている時に実物を触らせていただき、その完成度の高さに『ワシもこれが欲しいな~』と思いました。

 

ダメもとで師匠に余分な在庫が無いのか聞いてみましたが、既に作られてから大分経っているので『もう無いみたいだね~』との当然のご返事。『残念!』と思いつつも、ここでどうしても諦め切れないのがwavioで、それならまた『自分で何とか作っちゃる』と腑分師魂に火がつき、師匠のブログの写真を頼りに何とか作ってみることにしました。

 

ただ真似をしたのでは芸がないので、まず、本歌取りをするにあたって本家の工具を研究して次の点を弄くってみることにしました。

1 本家の工具は大きく重たいバイスをベースにしているので持ち運びに不便であり、パクリ工具は持ち運びに便利な軽量かつ小型のバイスを利用する

2 パクリ工具の差込口はM600系とM400系の両方に対応した内径を計算し、プロの加工会社に頼んで金属を削りだして作る

 

IMG_0258 この2点を重視して出来上がったのが写真の工具です。どうですなかなかの出来栄えでしょう。サイズが小さいのでペンクリの際にも持ち運びはラクチンですし、軸や中筒に傷がつかないよう差込口を磨き上げたり(モチ、wavioもペーパーで仕上げとります)、支点部分にはスポンジのクッションを付けて軸を保護するようにしました。

 

 

 

IMG_0259 で、実際にM600とM400の尻軸を抜いてみましたが、写真の通り全く問題なく抜けました。これでペンクリの際にインクが後ろにまわってしまった困ったちゃんのM600系の修理が可能となりました。金属加工にかな~りお金はかかりましたが、なかなか満足できる工具ができたのでとても幸せです。

 

IMG_0261 追伸 名古屋大会この工具を持参して参加させていただきます。ラーメン&飲み会&皆さんにお会いできるのが今から楽しみです、ではでは~。

一字千金

またまたご無沙汰しております。

最近FBやLINEを始めたので、そっちのほうが面白くてついついブログの更新が手抜きになってしまいがちです。それでも今年も最後ですので最近感心した出来事を綴って2011年を締めたいと思います。

 

先日の朝日新聞に『萬年筆の神様』こと長原宣義師のご勇退の記事が載っておりました。先に中國新聞などの他紙で同様の記事は読んでおりましたが、今回の朝日新聞角谷記者が書かれた記事は、一萬年筆ファンとして、また調整師(補)としても『素晴らしい!』と言える内容の記事でした。

師のご勇退理由から始まり、ペン先調整の卓越した技術と独創的な創造性から生まれたペン先の紹介、さらに師が万年筆ファンから愛され続けていることを的確に短い文章の中に書き綴っておられます。また、最後の二行には女性ならではの視点から師のお人柄が窺い知れる言葉で締めくくり、読み終えたあとに心から師に対して感謝の気持ちで一杯になり『お疲れ様でした、ありがとうございます』と心の中で呟きました(笑。

 

IMG_0183wavioも調整師(補)として人様の萬年筆を調整しておりますが、まず大事だと思うのがニブのバランス調整(整体)だと思います。wavioのやり方はタイルにニブを乗せてエラの曲げや反りの状態を見てバランスの調整していますが、記事の文中にも『3年間はペン先の形を整える下積みばかり~』と書かれていて、師も基本の大切さを仰られております。因みに先日、尊敬する先達と調整についてお話する機会があり、先達も『調整はニブの整体が一番大事!』と仰られていました(自分のやっている方向性が間違ってなくて自信になりとても励みになります!)。この調整の基本をきちんと拾って記事にして下さった角谷記者(&ブレーンの方々)に心から感謝です。

 

最後になりましたが、今年も皆さんからブログ放置家の名誉な称号をいただく位更新をしないエエ加減なブログをご覧いただきありがとうございました。来年も変わらずこんな調子で更新していくと思いますが、どうかお気付きになったときで結構ですので、また当ブログをご覧いただければと思います。

今年一年本当にありがとうございました、来年が皆様にとってよい年となりますように!

日付は変わって今日は関西ペントレin神戸大会です。

wavioも朝から夜まで参加させていただきますので、会員の皆さんお相手の程宜しくお願いしますね。

それと、今回の関西ペントレは色々な意味でとても魅力的な大会になると思います。師匠のブログでも『今回だけは、いろんな意味で来ないと後悔しますぜ!会場に足を運んだ人だけが感涙にむぜぶ・・・かも?』とかかれておられますので・・・。

それでは、会場でお会いできるのを楽しみにしております、ではでは!

でかい!

家の中で順番に風邪がまわりっこして最後にひいたwavioです。

今週末の神戸ペントレに向けてはやく体力の回復を図らねばと思い、今日は一日中家で床に伏せって仕事をサボりました(半期末や年度末だとこうはいかないでしょうね~)。

これといって特にすることもなく、時間もあったので今回は今週末に神戸ペントレに持っていく萬年筆を紹介したいと思います。

IMG_5259 以前よりもったいぶって紹介を引き伸ばしておりましたが、持っていく萬年筆とはパーカーの『ノーマン・ロックウェル』です。今年の3月ぐらいから某リサイクルショップに展示してあったのですが、値段が高かったのと一般の人にはあまり興味を惹く物ではなかったこともあり、なかなか買い手がつかず売れ残り続けていました(コレクターや知識のある方が見れば限定品とすぐにわかるのですぐに買い手がついたかもしれませんね)。因みにwavioは知識がないもんで『えらい豪華な箱に入ったパール&ブラックやな~』とずっと勘違いし続けてスルーしてました(苦笑。

 

IMG_5274 ま~wavioの勘違いはさておき、この『ノーマン・ロックウェル』はさすが限定品と言った作りで、ペン先は18Kのバイカラーで復刻初期のデュオフォールドの刻印です。キャップ天冠のロックウェルのレリーフと胴軸に使われているリングも18Kで出来ており、萬年筆全体に使っている18Kは6.84gとかなり贅沢なつくりです。

軸のデザインはwavioが勘違いしたパール&ブラックと似ていますが、白色の部分が光の当て方で緑や黄色に変化してとても美しいです(何かの貝の内側に似てますね、なんだったっけ?)。

 

IMG_5280 次に、付属品はロックウェルの時代の絵筆箱を模した作られた『ウッドボックス』(材質:フィドルバックメイプル)、サタデーイブニングポストの表紙にも使われ、パーカー家に残っている原画を元に復刻されポートフォリオに収められた4枚の『ファインアートプリント』(シリアルナンバー入り:ロックウェルのご子息による証明保証書有り)、本皮でつくられた『アーティストケース』、製品保証書等(販売店の印字あり)です(アーティストケースを入れる白い袋だけありません)。

 

最後に商品の状態ですが。全体としてはかなり良い状態だと思います。まず萬年筆本体ですが、リサイクルショップの品としては珍しく使った形跡が全くないので『未使用』状態でよいかと思います(試筆程度はあるかもしれませんので、念のために完全オーバーホールをしておきます)。付属品は外箱の『アーティストケース』にホンの僅かですが汚れと傷がある程度で、こちらも非常に状態はよいと思います(経年劣化の傷はご了承下さい)。

 

以上でwavioの出品物『ノーマン・ロックウェル』の説明をさせていただきました。当日は某オークションで出品されているお値段よりもお安く販売したいと思っております。あと、おまけもお付けします(おまけは当日までのお楽しみということで)。ただ、ご覧いただいたように外箱の『アーティストケース』をはじめ何もかもが大きいサイズなので、神戸ペントレ当日は調整道具ももっていく都合で萬年筆本体とウッドボックスのみの展示となります。申し訳ありませんが当日お買い上げいただいた方には、『アーティストケース』などは後日宅急便で配達させていただきますので予めご了承下さい(尚、箱、付属品は要らんよという方には当日販売するお値段より更にお安くさせて頂きます)。それでは『リサイクルショップで2匹目のどーむ』を願って・・・、売れるかな?

 

おしまい。

来週末(今週末かな?)はお馴染みの兵庫県民会館にて『WAGNER2011ペントレ@関西その2』が催されます。去年の関西ペントレではwavioは出店者として参加させていただきました。思えば1年経つのは本当に早く、『ヘリテイジ92』や『色彩雫』を持ち込んで売れるか売れないかドキドキしながら時を過ごしていたのが本当に昨日の様に感じられます。

今年はご縁もありまして調整師として参加させていただきますが(調整依頼あるのかな~)、先日リサイクルショップで手に入れた萬年筆を、スケールの小さい『リサイクルショップで2匹目のどーむ』を狙って(枯れ木も山の賑わいと思って)出品させていただきます。先日の写真を見て分かる方にはもう『なんやアレかいな』と思われているかも知れませんが、一応詳細については今週中のブログネタとして紹介をさせていただきます。

 

で、今日の本題。

先月、師匠のブログで『日常的に使っているボールペンとローラーボールは何?』とのアンケートがありました。wavioは仕事柄ボールペンを使う機会が多く、また保険営業のテクとして、契約のサインの時にちょっと高そうなボールペンを差し出して、『これは特別な〇〇のボールペンです。この大切な契約のサインにはこのペンをどうぞお使い下さい』と、お客様にとても高価で良いものを買ったと錯覚させるのに使っております(笑。

IMG_5270 写真が普段使っているボールペン&ローラーボールです。みての通りほとんど黒と金、黒と銀の『仏壇系ボールペン』が占めてます(笑。どのペンも各メーカのオリジナルを使っていますが、その中でも個人的にウォーターマンのF黒リフィルが一番好きです(M黒はインクダマが出来やすいのと書き出しスレが多いのであまり好きでありません)。因みにパーカーのIMとウォーターマンのエレガンスの両ローラーボールは、ジェットストリームの0.7黒リフィルを改造して使っております(これは個人的な意見なのですが、ジェットストリームのリフィルはどうもwavioには滑りがよ過ぎるので軽い軸では書いているときに字のコントロールがし難く、出来るだけ重めの軸に入れて使うほうがコントロールが出来ていいと思っております)。

 

以上、アンケートより大分出遅れはしましたが、wavioが日常的に使っているペンたちでした(カランダッシュが一本もないですね・・・、欲しくなってきたな~)。最後に厚かましいお願いですが、この記事をお読みのWAGNER会員の方で、もしお手持ちのボールペンやローラーボールで手放してもいいな~とお思いのペンがございましたら、是非、今度の神戸大会にお持ちいただければ幸いです。

 

おしまい。

万能の研磨剤

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昨日は電車移動の一日。夜に接待で鯨飲する予定だったので愛車(営業車)『ダイアナ号』での移動は控え、久しぶりに電車でお客様回りをしました。 地下鉄を降りて歩いて地下道を移動中、柱に派手な広告があるな~と思いよく目を凝らしてみてみると、一部のWAGNER会員に熱烈に愛されている(弄くられている)方のお名前が書かれておりました。

恥ずかしながらwavioはこのお名前の由来を全く知らず、最初に聞いたときは『カエルのことですか?』とトンチンカンな質問を返してしまい皆さんを呆れさせてしまいました(ググるとファンサイトがあるぐらいメジャーなんですね、本当に無知でした)。

 

因みに先日のことですが、このお名前方が某喫茶店で磨きの達人より軸磨きの指導(489:シバクと読みます)を受け、紆余曲折を経て何とかエボナイト軸の鏡面磨きに成功しました。この時使ってた研磨剤が磨きの達人ご推薦の『サンエーパール』です。達人に教えていただいた受け売りで申し訳ないのですが、もともと腕時計のプラ風防用の研磨剤で、磨き趣味の間ではかなりメジャーな研磨剤だそうです(そういえばsu_91さんも愛用しておられましたね)。wavioも軸磨きは結構好きなので色んな研磨剤を使ってはいますが、『サンエーパール』は完全に盲点でした(恥。 

柱を見て『サンエーパール』を思い出したら急に欲しくなり(笑)、ちょうど次のお客様まで少し時間があったので、先日達人に教えていただいたとおり梅田のヨドバシカメラの時計売り場にダッシュで行って購入してきました。

 

夜の接待も無事終わり、家に帰って軸を磨いて効果を試そうと思いましたがどうも適当な使徒がおりません。仕方がないので先日の喫茶店でも試したのですが、手の親指の爪を鏡面磨きして再度効果を確かめてみました。

汚い指のアップで申し訳ありませんが、左が磨き前で右が磨き後です。ちょっと光具合を比較するために左右で露出と構図が違いますが、右の写真の通り『サンエーパール』で磨いた効果は十分です。マニキュアを塗るよりも自然な感じの光沢と艶で、これは軸磨きにも十分期待できます。早く、適当な傷だらけの軸を手に入れて試してみたいですね(因みにwavioは爪を磨くのは好きですが、オネエ系等の趣味は全然ありません)。

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おしまい。

マジックアワー

昨日はとても幸せな瞬間の連続でした。

 

今日(昨日)は朝から神戸で行われている長原両先生のペンクリにお邪魔して、ホスカルの調整をダシにして自己調整のレマンを批評していただくつもりでいました。ですが、前日の夜に家の冷蔵庫が突然壊れてしまい、急遽予定を変更して朝から梅田の電気屋に冷蔵庫を買いに行くことになり、結局神戸についたのは午後3時の手前でした。

 

会場に着くと先に到着していた北の旅人さん、K記者さんがおられ、挨拶もそこそこにペンクリの状況をお聞きすると、物凄い順番待ちになっているとのこと。当然、神様の関西最後のペンクリと言うことで、かなりの順番待ちになるとは思っていたのですが、まさかこれほどまでとは・・・出遅れたのがとても残念です。

 

IMG_0102しばらくしてから親方&夢待ち人さん&ケロリンさんと合流して皆でワイワイ万年筆談義に華を咲かせて楽しく過ごしていると、北海道からお越しのNさんの他に運良く順番がまわってこられた方が何人かおられたので、両先生と他の方の邪魔にならないように調整作業を間近で拝見させていただくことができました。

両先生とも手際よく作業をされるので、ほとんど何をされているのか分からなかったのですが(苦笑)、それでも両先生と同じ空間で同じ空気を吸うことができたのでとても幸せな気分になれました。

 

IMG_0105 その後、会場を後にして皆で梅田まで繰り出し、おしぼり喫茶&極上ホルモン&お好み焼きとお腹が一杯になるまで食べまくり、最後の締めに喫茶店で親方による『サンエーパール』を使った軸磨き講座が開催されました。

写真のようにケロリンさんが親方から直々の指導(489)を受けてエボナイト軸に鏡面磨きを施したり、wavioは自分の手の爪を鏡面磨きにして遊んだりしながら、ここでは書ききれない色んな話が飛び交いながらも、とても濃密で楽しく時間を過ごすことが出来ました。

 

その後、散会して家に戻り一日を振り返りながら今この記事を書いますが、改めてて思うことは、『やっぱり萬年筆を通じて皆さんに出会えたのはよかったな~』です、多謝!

 

おしまい

只今、書斎の模様替え中でレイアウトに悩んでいるwavioです。

このマンションに引っ越してきて7年が経ち、その間に生まれた姫もずいぶんと成長し、そろそろ自分の部屋を与えて自立を促さないとと思いました。姫の部屋作りにあわせて書斎(兼物置)も模様替えしようと思い立ち、エクセルで簡単な部屋の平面図を作って、毎夜マウスを弄って画面の中のタンスや机を動かして『あーでもない、こーでもない』と限られたスペースと闘ってレイアウトを楽しんでおります。

86247話は変わって、今週末ですが神戸ナガサワ文具センターで長原両先生によるペンクリがあります(写真はナガサワ文具センター様HPより勝手に拝借、ゴメンなさい)。カッコいいポスターの通り、神様の関西ラストペンクリだそうで、神様&幸夫先生に直にお会いしたことが無いwavioにとっては、多分、神様にお会いする最後のチャンスということで、今週末は神戸までお散歩に行ってみたいと思います。

 

ただ部屋の模様替えもあるので本当に神戸へ行く時間があるのか不安なのと、どの使徒を調整してもらえばいいのかが目下の悩みの種です(苦笑。

 

最後に、本投稿のタイトルについてです。

以前にどーむさんがリサイクルショップで『メディチ』を見つけたのを聞いて以来、wavioも営業を回っている途中でリサイクルショップを覗いては『何か掘り出しモンがないかな~』と、『月見草子』の名言『リサイクルショップで2匹目のどーむ』を狙っておりました。でも現実は厳しく、なかなか掘り出し物にはめぐり合えず空振りの日々が続いておりました。

IMG_5259 そんなこんなで名言も忘れそうになったいた先日、営業でお客様周りをしている途中によく寄るリサイクルショップでこの万年筆を見つけました。限定品知識がないwavioですが、なかなかの名品らしいのです(とても『メディチ』には及びませんが・・・)。

今度の神戸ペントレで出品の予定ですが、さてさて『リサイクルショップで2匹目のどーむ』となりますでしょうか(笑

おしまい

第二の故郷

最近、WAGNER会員の方々のブログで腕時計の記事をよく目にします。

皆さんそれぞれ素晴らしい腕時計をお持ちで、湖畔の悪魔さんや名古屋のドリーマーさん&放置国家副元首さんがお持ちの腕時計達は、知識の浅いwavioでも『おっ、これはええな~』と思ってしまいます。

そんな皆さんがお持ちの腕時計とは比べ物にもなりませんが、wavioも5年前に姫が生まれたときに記念に買った自動巻きの腕時計を1つだけ持っています。『スーツに似合う腕時計が欲しい!』と、当時、出産間近でお腹が大きくなっていた身重な財務省を引っ張って、梅田のヨドバシカメラに行って選んでもらった腕時計です。この5年間、仕事の日はほぼ毎日腕に着けて使っているので、表面に小傷もたくさんついてしまいましたが、今も仕事の相棒として頑張ってもらっています。

 

IMG_0072 こんな風に毎週欠かさず仕事の時は着けていくので、仕事が休みの時はワインディングマシーンに入れてゼンマイが止まらないようにしています。が、最近このワインディングマシーンの調子が悪く、週明けに腕時計を見るとうまくゼンマイが巻けずに止まっていたりします。このまま動作が不安定だと毎回竜頭を回してゼンマイを巻くのが面倒ですし、何度も竜頭を緩めたり締めたりすると中のネジが磨耗して竜頭が壊れてしまいそうです(先日、結局壊れてしまいました、涙)

 

IMG_0070 こういった機械の寿命がわからないので、最初は買い換えようかと思いましたが、萬年筆以外にも腑分師の血が騒いだのか、取り敢えず分解してオーバーホールすることにしました。で、右の写真がバラした状態です。バラした状態でのモーターの動作などは特に問題がなかったので、古くなって黒くなったオイルを綺麗に拭きとって新しくシリコングリスを塗り直し、もう一度リビルドして動作を確認するとスムーズに動きました。

今回は素人のオーバーホールで何とか動きましたが、モーターやギアの経年劣化もありそうなのでいつまた止まるか判りません。竜頭の修理費で新しいワインディングマシーンが買えてしまうのですが、取り敢えず様子を見て買い換えるか検討したいと思います。

 

え~、今回はタイトルと全く関係ない修理の話でした(苦笑。

最後に、今日の姫の運動会が天気に恵まれ無事に終わり、予定通り明日の鳥取大会に参加できそうです。学生時代に6年間過ごした『第二の故郷』である鳥取でWAGNERが開催されるのはwavioにとって本当に嬉しいです。家族旅行の途中での参加となりますので、お昼から2~3時間ほどの滞在となりますが、一応調整道具は持参したいと思っています。

それでは師匠をはじめご参加される皆さんどうぞ宜しくお願いします。

3大陸 その3

続きです。

 

【解体新書】

IMG_5124 3本とも腑分けすると写真に写る内容が小さくなるので、『アフリカ(大陸)』を腑分けしました。ペン先はユニットになっているので、ペリカンのペン先を外す時と同じ要領でゴム板でペン芯とニブを挟んで捻ればすぐに外れます。

 

 

ここで外す際にご参考にして欲しい点を!以前にN御大がWAGNERの講義で『ペン先ユニットを外す際にはペン先を捻るのではなく、胴軸の方を捻って外すほうがいい』と仰っていました。wavioも講義を聴いてからこの方法で何本も試してみましたが、ニブとペン芯のズレを防ぐことが出来るのでとても理にかなっていると思います、腑分けをされる方は是非試してみてください。因みに外した後の詳しい写真等は師匠のブログでたびたびUPされてますのでググって探してみてください。

IMG_5128 次の尻軸の分解ですが、これにはアウロラ専用の尻バサミが必要です。写真の尻バサミはモンブラン146・149用の尻バサミによく似ていますが、先端のフック部分がアウロラ用のは一回り小さいので146・149用は大きすぎて嵌らずに使うことができません。

 

 

IMG_5123 それと尻軸ユニットの尻バサミを差し込む部分ですが、写真のとおりモンブランの金属製と違って樹脂で出来ているので強度に問題があります。この点についてはある理由から是非改善して欲しい点です(オプティマのデモンストレーターは金属製かな?)。

 

 

【問題点】

調整師(補)になってからWAGNERで何本かアウロラの萬年筆を修理させていただきました。その際に修理要望で多かったのが、『尻軸を回すとユニットごと外れてしまう』という症状です。詳しくお聞きすると『使い始めは問題がなかったが、何度もインクを吸入したりして使っていると、ある日突然尻軸を回すとユニットごと外れてしまった』ということです(この故障についてはペン★パレード!のチェリーさんが詳しい症状をブログに記載されておられます)。

IMG_5125 このユニットが外れてしまう症状ですが、アウロラの尻軸ユニットは写真の様にねじ込み部分に赤いシーリング(軸色によっては白)を施していて、このシーリングの接着力に原因があると思います。wavioの個人的な推察なのですが、このシーリングはインクの漏れ防止用でもともとの接着力が弱く、その後の使用磨耗や経年劣化で更に接着力が弱くなるのではと考えています。

では修理としてこのシーリングに換えて強い接着剤をつけて解決するかというとこれにも問題があります。それは解体新書でも書きましたが、ユニット全体が樹脂製なので尻バサミを差し込んで外す際にあまり力をかけれないので強い接着剤を使えないことです。

ですので、wavioはこの修理の際には以前よりご紹介している『シューグー』(クリア色)で対応しています。『シューグー』でしたら樹脂を侵さないので軸やユニットを傷めませんし、水分に強いのでインク漏れ防止にも使え、さらに付ける量を間違わなければ、尻軸を回すぐらいでは外れない接着力があります(再度、尻軸バサミで外すことも可能です。でも付けすぎは注意です)。

もし、この症状でお困りでしたら、一度wavioが出席しているWAGNERへお持ち下さい。インク固化でどうしようもない物や物理的に壊れている物以外は多分何とかなると思います。但し、メーカーと違う接着剤や工具を使いますので、原則『生贄』扱いとなりメーカー保証外になる可能性があります。メーカー保障期間内(5年間)の物や今後もメーカーの保障を受けたい場合はご注意下さいね。

 

【最後に】

IMG_5130 ペン先のクオリティーや尻軸ユニットの接着強度に少し問題がありますが、それでもこの磨きこまれた美しい軸は是非手にとって見ていただきたいですね。特に『エイシア(大陸)』は最初写真で見たときは『気持ち悪い色やな~』と思っていましたが、実際に手に入れて実物を見て、ベースになっている翡翠色はとても美しく輝き、半透明の小豆色の縞模様はとてもよいアクセントになっていると思います。

3大陸でこの調子なので、いつかは『アメリカ(大陸)』も買うと思いますが、まだまだオークションであまり見かけないのと軍資金の準備(枯渇&借金)ができていませんで『いつの日か・・・』を胸に4(5)大陸を目指したいと思います。

 

おしまい。

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